そろそろ床暖房のメンテナンスをしたい時期になりましたね。
今日は温水床暖房には欠かせない不凍液のお話しをさせてもらいます。
不凍液はその名の通り凍結防止に使うものですが、
実は錆びを抑える防錆剤や防腐剤も入っています。
床暖房の配管や熱源機(ボイラー、ヒートポンプ)の金属部分を錆から守ってくれているんです。
また銅管パネルで床暖房をしている方は不凍液の管理を怠ると、銅管が腐食して穴が空いたりドクショウで詰まったりして床暖房が使えなくなりますので特に注意が必要です。
当社の床暖房は高耐久樹脂管のポリブデン管を使った床暖房ですから腐食によって配管に穴が空いたり詰まったりする心配は要りません。
不凍液の凍結防止性能や防錆効果は使用年数により劣化しますから定期的な交換が必要です。
通常品で2~3年で交換、ロングライフ品で10年で交換が目安です。
不凍液の性能が劣化すると凍結による故障や、腐食して金属配管からの液漏れなどが起こりますので定期的な交換をお勧めします。
当社では2004年より全ての物件でロングライフ不凍液に切替えてありますのでご安心下さい。
また不凍液には人間の血液型と同じ様に種類が多く有り他社の物を混ぜたり、自動車の不凍液を使用してはいけないので注意下さい。
床暖房の配管は人間の血管と同じです。
詰まってしまったり、穴が空いてしまったりしたら大変です。
メンテナンスをする我々も洗浄作業には特に時間をかけて慎重に行う様にしています。
床暖房が使えなくなる前に不凍液の交換をお勧めいたします。
写真は腐食によって穴が空いたガスボイラーの熱交換機と腐食によって不凍液が漏れ出した銅管の床暖房パネルです。
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