事記録

床暖房のランニングコストは1日71円

今日は皆さんが一番関心がある、
床暖房のランニングコストに付いてお話しさせていただきます。

私の自宅は仕事柄全面床暖房なのですが、リビングダイニングキッチンの26畳と
玄関ホール廊下トイレ洗面脱衣の8畳は
夕方の4時から朝の8時までの16時間を連続で運転しています。
朝の8時には切れますが、しばらくは余熱も残りますし日中は日差しも有るので、
室温は18℃と24時間安定します。

1年で1番寒いこの時期には、朝と晩の間欠運転を行うより、
夕方から朝までの連続運転を行う方が燃費もよく室温も一定になり快適と成ります。

具体的に言うと、朝5時間+夕方7時間の間欠運転12時間と
夕方の4時から朝の8時までの連続運転16時間が同じ燃費なのです。
暖房は、外気温が低く室温も低い状態から部屋が暖かくなるまでの
立ち上がる時に多くのエネルギーを必要とします。
立ち上がった後のエネルギーを1とすると、立ち上がる時の1~2時間は3倍以上のエネルギーを使います。
連続運転することで、寒い朝の立ち上がりの負荷を減らす事が出来るのと、
余熱や昼間の日差しが室内にエネルギーを蓄熱する事も出来るため
夕方の立ち上がりの負荷も減るので
連続運転の方が時間当たりの燃費がよくなるのです。

自宅は築14年になる木造で現在の住宅と比べると断熱性能が2割程度は劣っていますので、現在の住宅では2割程度は燃費が良くなります。

さて、気になる燃費(ランニングコスト)ですが
合計で34畳の面積を1日16時間使って600円です。
1ヶ月にすると約18,000円です。
もちろん、今の時期は気温が低いので燃費は高くなっています。
気温が10℃を下回り暖房を必要とする10月から4月までの186日を
1シーズンとして計算すると82,000円程度となり、
1日当たりの平均コストは440円となります。
喫茶店で飲むコーヒーよりも少し安いくらいですね。

ちなみに、床暖房のカタログなどによく書かれているランニングコストは
8畳の面積を8時間使った時のものです。
私の自宅並みの断熱性能では、
1日71円で1ヶ月使っても2,130円です。
現在の住宅では1,700円となります。

皆さん、床暖房は意外とランニングコストが安いんですよ。
安心してください。(灯油は1リットル75円で計算してあります)

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古い床暖房ボイラーは経年劣化で暖まりが悪くなっています。
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